はじめに
こんにちは。管理人のヒロです。
ワークショップ「日本人の9割が知らない創造論の世界」のQ&Aで出された質問を深掘りしていくシリーズ、第5回です。
ワークショップ全体の内容については、概要記事「ワークショップレポート『日本人の9割が知らない創造論の世界』」をご覧ください。
今回取り上げるのは、こちらの質問です。
「恐竜は聖書に出てこないと思うのですが、どう考えればよいですか?」
質問者の方は、アメリカなどでは創造論を強く推す教育があって、進化論を教えなかったり、映画『ジュラシック・パーク』すら見せてはいけないという話を聞いたことがあるとのことでした。
恐竜の話は、創造論に興味をもった方が必ずと言っていいほど疑問に思うテーマではないでしょうか。
ご一緒に考えてみましょう。
「恐竜」という言葉は聖書にない?
まず、事実を確認しましょう。
確かに、聖書の中に「恐竜」という言葉は出てきません。
これを聞くと、「ほら、やっぱり聖書には恐竜のことが書かれていないじゃないか」と思われるかもしれません。
しかし、ちょっと待ってください。
「恐竜」という言葉が聖書に出てこない理由は、とてもシンプルなのです。
「恐竜」という言葉はいつ生まれたか
「恐竜」という言葉(英語では Dinosaur)が生まれたのは、意外と最近で1800年代のことです。
1841年に、イギリス人リチャード・オーウェン卿が、イグアノドンとメガロサウルスの化石を見て、ダイナサウリア(ギリシャ語で「恐ろしいトカゲ」という意味)と名付けたのが、その始まりです。
それまで「恐竜」という言葉はありませんでした。
一方、私たちが手にしている聖書の翻訳のもとになっているテキストは、それよりもずっと前に書かれたものです。
つまり、「恐竜」という言葉がまだ存在しなかった時代に書かれた聖書に、その言葉が出てこないのは、当たり前のことなのです。
では、聖書には恐竜に当たる生き物の記述は本当にないのでしょうか。
ヨブ記40章のベヘモス
実は、あるのです。
旧約聖書のヨブ記40章に、非常に興味深い生き物の記述が登場します。
その生き物は、鉄の棒のような肋骨をもち、杉の木のような尾をもつと描写されています。
原語ではこの生き物を「ベヘモス」と呼んでいます。
日本語訳では「カバ」?
面白いことに、日本語訳の聖書では、このベヘモスを「カバ」と訳しています。おそらく、何の動物かはっきりわからなかったので、大きな動物ということでとりあえずカバとしたのだろうと思います。
しかし、みなさん、考えてみてください。
杉の木のような尻尾をもつカバなんて、見たことがありますか?
カバの尻尾は、ちょろんとした小さくて可愛い尻尾ですよね。杉の木のような立派な尾とは、とても言えません。
鉄の棒のような肋骨、杉の木のような尾。この描写に当てはまる生き物は何でしょうか。
恐竜ではないでしょうか。
つまり、ヨブはあの時、恐竜を見ていたと考えられるのです。
リヴァイアサンの記述も
ヨブ記にはもう一つ、リヴァイアサンという名前の生き物も登場します。
ひょっとすると、ゲームなどではお馴染みかもしれません。
源流は聖書で、現存する動物では説明がつかない、非常に強大な生き物として描写されています。
聖書で描かれているリヴァイアサンの特徴は、
- 人間には制御できない
- かたい皮膚で覆われている
- 火を吐く
このように、聖書には「恐竜」という言葉こそ使われていませんが、恐竜と思われる生き物の存在がしっかりと記されているのです。
恐竜はいつ造られたのか
では、恐竜はいつ造られたのでしょうか。
聖書によれば、恐竜は創造の6日目に、人間と同じ時に造られたと考えられます。
つまり、進化論が言うように恐竜が人間より何千万年も前に生きていたのではなく、恐竜と人間は同じ時代に共存していたということです。
「そんなことがあり得るのか」と思われるかもしれません。
しかし、この主張を裏付ける興味深い科学的発見があります。
ティラノサウルスの化石から見つかったもの
ティラノサウルスの化石から、血管と赤血球が発見されたー。
2005年の『サイエンス』誌に紹介されたアメリカ・ノースカロライナ州立大学のメアリー・シュバイツァー氏の発見は、これまでの常識を大きく覆すものでした。
彼女は、モンタナ州のヘル川周辺の砂岩層で見つかった約6800万年前のものとされるティラノサウルスの大腿骨の中に、柔らかく透き通った血管と赤血球が残されていることを発見したのです。
しかも、血管は、水分を含ませた状態で引っ張ると伸びる程に柔らかいものであったという報告がなされています。
“Soft Tissue” in Dinosaur Bones: What Does the Evidence Really Say? – BioLogos
軟組織はどれぐらい持つのか
血管や赤血球は、軟組織と呼ばれる柔らかい組織です。
では、軟組織は死後どれぐらいの期間、保存されるのでしょうか。
実験結果によると、血管を構成するたんぱく質コラーゲンは、実験室の中で大事に保管した状況でも、約30万~90万年しか持たないとされています。
進化論の定説では、恐竜は6500万年前に絶滅したことになっています。
しかし、長くて90万年程度しか持たないはずの軟組織が、6500万年前の化石から見つかるというのは、辻褄が合いません。
恐竜はもっと最近まで生きていた
この発見が示していることは何でしょうか。
恐竜が6500万年前に絶滅していたというのは、事実ではない可能性があるということです。もっと最近まで生きていたと考えた方が、この科学的証拠とは整合性がとれます。
聖書が語る歴史は約6000年です。恐竜が人間と同じ時代に造られ、比較的最近まで生きていたと考えれば、ティラノサウルスの化石から軟組織が見つかったことにも説明がつきます。
進化論と創造論を比較した時に、恐竜に関しても、聖書の方がより正確なことを語っているのではないかと、私は考えています。
今日のまとめ
①聖書に「恐竜」という言葉がないのは、その言葉が1800年代に生まれたものだからであり、ヨブ記40章には恐竜と思われる生き物(ベヘモス)の記述があること
②聖書によれば、恐竜は創造の6日目に人間と同じ時に造られ、人間と共存していたと考えられること
③ティラノサウルスの化石から血管・赤血球が発見されたことは、恐竜が6500万年前に絶滅したという定説と矛盾し、もっと最近まで生きていたことを示唆していること
結び
いかがでしたでしょうか。
恐竜の話は、子どもから大人まで興味を引くテーマですよね。
「聖書に恐竜は出てこない」と言われると、創造論にとって不利な材料のように思えるかもしれません。
しかし、実際には聖書にはその記述があり、さらに最新の科学的発見が聖書の主張を裏付ける方向に進んでいるのです。
次回は、シリーズ最終回。「この世界に始まりはあったのか?」という根本的な問いについて、ご一緒に考えてみたいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

