はじめに
こんにちは。管理人のヒロです。
ワークショップ「日本人の9割が知らない創造論の世界」のQ&Aで出された質問を深掘りしていくシリーズ、第2回です。
ワークショップ全体の内容については、概要記事「ワークショップレポート『日本人の9割が知らない創造論の世界』」をご覧ください。
今回取り上げるのは、こちらの質問です。
「北京原人やネアンデルタール人は、進化の証拠ではないのですか?」
この質問をくださった方は、こうもおっしゃっていました。「日本の教科書で書かれていることは正しいと思っていたので、どこまでが正しいのかわからないのですが。」
非常に正直な声だと思います。おそらく、多くの方が同じ疑問をもっているのではないでしょうか。
学校で習った「猿人」の記憶
みなさんは、学校の理科や社会の教科書で、人類の進化の図を見た記憶はありませんか。
猿のような姿から、徐々に直立歩行になっていき、最終的に現代の人間になる。この有名な図です。
その中に、「北京原人」や「ネアンデルタール人」という名前が登場しました。猿と人の中間、いわゆる「猿人」として紹介され、「人間は猿から進化してきた」という進化論の証拠だとされてきました。
私自身も、教師をしていた頃にそのように教えていました。教科書に書いてあることは事実だと思っていたのです。
しかし、実際のところはどうなのでしょうか。
北京原人はもう教科書に載っていない
まず、北京原人についてです。
実は、北京原人は現在の教科書にはもう載っていません。
みなさんの中には、「え、そうなの?」と驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私たちが学校で学んだ時代には、北京原人が猿人として教科書に掲載されていました。しかし、科学的な調査が進む中で、北京原人が猿と人の中間であるという主張は根拠が乏しいということが明らかになってきたのです。
発見された化石をよく調べてみると、これは人間の化石だったとか、あるいは猿の化石だったということが分かっていきます。つまり、「中間」ではなく、どちらかだったということです。
大ニュースになるが、訂正は報じられない
ここで注目していただきたいのは、こうした化石が発見された時の社会の反応です。
「何百万年前の化石が見つかった!」「猿と人の中間の化石だ!」と、大々的にニュースで報じられます。世間は大騒ぎになりますよね。
ところが、数年経ってよく調べてみると、「これは人間の化石だった」「猿の化石だった」ということが判明します。
では、その訂正はニュースになるでしょうか。
残念ながら、ほとんど報じられないのです。
大々的に報じてしまったニュースを、本来は取り下げるべきところを、なかったことにしてしまう。科学の世界ではもう否定されていても、一般の人たちにはその情報が全く届かない。そういう構造的な問題があるのです。
だから私たちは、いまだに北京原人が進化の証拠の一つなのだと思ってしまっています。しかし、実はそうではないということが、科学の世界の中では分かっているのです。
ネアンデルタール人は人間だった
次に、ネアンデルタール人についてです。
ネアンデルタール人も、最初は猿人として大きく取り上げられました。しかし、現在では全く違う結論が出されています。
ネアンデルタール人は、人間の化石であったことが証明されています。
その根拠をいくつかご紹介しましょう。
洞窟に壁画が描かれていた
ネアンデルタール人が見つかった洞窟には、壁画が描かれていました。
みなさん、考えてみてください。壁画を描くということは、何を意味するでしょうか。
それは、抽象的な思考ができる知性をもっていたということです。動物が壁画を描くことはありません。壁画を残せるのは、人間だけです。
楽器が見つかった
さらに、同じ場所から楽器も見つかっています。
音楽を奏でるということ。これもまた、高度な知性と文化をもっていた証拠です。
法医学による顔の復元
現在では、法医学プログラムの技術によって、頭蓋骨からその人の生きていた頃の顔を復元するということができるようになっています。
ネアンデルタール人の頭蓋骨からこの技術を用いて顔を復元したところ、どうなったと思いますか。
完全に人間の顔だったのです。
壁画を描き、楽器を演奏し、復元した顔も人間。これらの証拠を総合すると、ネアンデルタール人は猿人ではなく、私たちと同じ人間であったという結論が導き出されます。
隠されているわけではないが、報じられていない
ここまで聞いて、「そんな重要な情報、なぜ知らなかったの?」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私自身、創造論を勉強し始めるまで、こうした事実を全く知りませんでした。
これらの情報は、隠されているわけではありません。調べれば出てきます。しかし、報じられていないのです。
進化論を支持するニュースは大きく取り上げられますが、それを否定する研究結果は、なかなか一般の人々には届きません。
北京原人やネアンデルタール人の話だけではありません。進化論には、こうした「当初は大騒ぎされたが、後に否定された」という事例がたくさんあります。一つ一つ掘り出していくと、捏造や誤認といったものがいくつも見つかるのです。
ですから、「教科書に書いてあるから正しい」「ニュースで報じられたから事実だ」と、そのまま受け入れてしまうのではなく、ご自身で調べてみるということが、とても大切なのだと思います。
今日のまとめ
①北京原人は、現在の教科書からは削除されており、猿と人の中間であるという主張は科学的に否定されていること
②ネアンデルタール人は、壁画・楽器の発見や法医学的な顔の復元から、人間の化石であったと結論付けられていること
③こうした訂正情報は、一般には報じられにくく、自分自身で調べることが重要であること
結び
いかがでしたでしょうか。
「学校で習ったことが正しいとは限らない」というのは、なかなか受け入れがたいことかもしれません。私自身、教師としてそのように教えてきた側ですから、なおさらです。
しかし、科学というのは、新しい発見によって常に更新されていくものです。大切なのは、一度教わったことを疑わずに信じ続けることではなく、新しい情報に対して開かれた姿勢をもつことではないでしょうか。
次回は、「地球の年齢は何億年か、6000年か?」という問いについて、ご一緒に考えてみたいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

